マットレスをはじめとするベッド用品を手掛ける、慕思健康睡眠(001323/深セン)が6月23日、深セン証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格38.93元に対し、公開価格は20.01%高い46.72元だった。取引開始後さらに上昇し、終値は値幅制限いっぱいとなる同44.00%増の56.06元だった。

 同社は2007年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。健康的な睡眠をサポートする寝具の研究開発、生産、販売を主業務としており、ハイエンドなベッド用マットレス、ベッドフレーム、ベッド用品などが主力製品。販売チャネルは中国国内の500あまりの都市に広がっており、1900あまりのディーラーと4900あまりの直営店を持っている。
 
 また、米国、オーストラリア、イタリア、ドイツなど20あまりの国・地域に直営店を設置している。さらに、家具や建材、ホテルなどの著名ブランドとの提携強化、天猫や京東など大手ECサービスでの積極的な展開を進める。21年の売上構成では、マットレスが50.17%と全体の半分を占めており、19年時点でのマットレスの中国市場シェアは約8%で業界トップだ。マットレスの国際規格、業界規格制定にも積極的に関与している。
  
 2021年12月期の売上高は64億8104万元(前期比45.56%増)、純利益は6億8644万元(同28.00%増)。2022年1〜3月期の売上高は12億4477万元(前年同期比0.20%増)、純利益は1億2410万元(同9.07%減)。
 
 新規上場に伴い調達予定の14億7714万元(約298億円)は、約83%の12億2714万元を華東地域の健康寝具生産ライン建設プロジェクトに、約10%の1億5000万元をデジタル化マーケティングプロジェクトに、約7%の1億元を健康睡眠技術研究センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)