軍事シミュレーション製品を手掛ける北京華如科技(301302/深セン)が6月23日、深セン証券取引所の創業板に上場した。公開価格52.03元に対し、初値は15.32%高い60.00元だった。終値はさらに上昇して、同28.85%高の67.04元だった。
 
 同社は2011年設立の民営企業で、軍事シミュレーション分野を主業務とし、作戦検証、模擬訓練、試験や検定、総合保障などの分野で顧客向けに良質かつ専門的なシミュレーション製品、技術開発サービスを提供している。主要な顧客は軍隊および国防工業企業である。売上の6〜7割を技術開発が占める。軍事用シミュレーション技術の民間用への転化にも取り組んでおり、モデリング、仮想現実、人工知能などの技術を活かし、公共の安全や教育分野向けに製品やサービスを提供する。中国国内の軍事シミュレーション分野のリーディングカンパニーである。
 
 2021年12月期の売上高は6億8641万元(前期比30.31%増)、純利益は1億1807万元(同28.69%増)。22年1〜3月期の売上高は1540万元(前年同期比96.76%増)、純損失は3228万元(同2.64%損失増)。
 
 新規上場に伴い調達予定の8億元(約160億円)は、約31%の2億5000万元を新世代実兵交戦システムプロジェクト、25%の2億元を複雑システム多学科協同設計・シミュレーション試験プラットフォームプロジェクトに、約19%の1億5000万元を共用技術研究開発センター建設に用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)