香料の開発や製造販売を手掛ける、昆山亜香香料(301220/深セン)が6月22日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格35.98元に対し、36.74%高い49.20元だった。終値は同36.13%高の48.98元だった。
 
 同社は2001年設立の民営企業で、16年に株式会社化した。香料の研究開発、生産、販売を主業務としており、オイゲノールバニリン、フェルラ酸バニリン、ケイ皮酸メチル、ラズベリーケトンなどの天然香料、アリルイソアミロキシアセテートなどの合成香料、清涼剤が主製品。主に食品、飲料の添加物、タバコ、医薬品、飼料、化粧品、紡績、皮革、日用化学品などに広く用いられている。21年12月期の売上構成は、天然香料が50.78%、合成香料が18.17%、清涼剤が31.05%。バニリン系製品では、世界の30%市場シェアを持っている。
 
 2021年12月期の売上高は6億2103万元(前期比8.05%増)、純利益は9142万元(同16.93%増)。22年1〜3月期の売上高は1億8871万元(前年同期比38.60%増)、純利益は3074万元(同79.24%増)。
 
 新規上場に伴い調達予定の5億2000万元(約105億円)は、約73%の3億8000万元を年産6500トンのエッセンス・香料および食品添加剤、並びに副産物である15トンの肉桂オイル、1トンのクローブオイル、20トンのリモネンの生産プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)