IC設計用EDAツール開発を手掛ける北京華大九天科技(301269/深セン)が7月29日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格は32.69元に対し、初値は1211.23%高い69.05元だった。終値は同129.43%高の75.00元だった。
 
 同社は2009年設立の国有企業で、20年に株式会社化した。IC(集積回路)の設計、製造に用いるEDA(電子設計自動化)ツール・ソフトウェアの開発、販売、関連サービスの提供を主業務としている。ICの設計は主にアナログ回路設計とデジタル回路設計に分かれてオリ、EDAツールもそれぞれに特性に合わせたソフトウェアの開発が求められる。同社の主製品はデジタル、アナログ回路の設計用EDAツール、フラットディスプレイ回路設計用EDAツール、シリコンウエハー製造用EDAツールなどで、IC設計業界、製造業界で広く利用されている。
 
 2021年12月期の売上高は5億7930万元(前期比39.66%増)、純利益は1億3930万元(同34.52%増)。22年1〜3月期の売上高は9700万元(前年同期比51.86%増)、純利益は1048万元(同64.34%増)。
 
 新規上場に伴い調達予定の25億5109万元(約506億円)は、約20%の5億738万元を回路シミュレーション・デジタル解析最適化EDAツール改良プロジェクトに、約12%の2億9365万元をアナログ設計・検証EDAツール改良プロジェクトに、約17%の4億3303万元を特定のタイプの半導体設計向けEDAツール開発プロジェクトに、約22%の5億6701万元をデジタル設計総合・検証EDAツール開発プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)