深セン証券取引所の創業板への上場を目指している、江蘇恒輝安防(300952/深セン)が6月18日、17億6000万元を投じて高性能繊維材料による安全防護製品産業パーク建設プロジェクトを発表した。
 
 同社は2004年設立の民営企業で、21年3月に深セン創業板に上場した。手の安全防護用品の研究開発、生産、販売を主業務としており「繊維+塗装」の二重防護構造の機能性安全防護手袋が主力製品。特殊な作業環境下において手を防護しつつその機能性を高めることができる防護手袋は、機械加工、自動車製造、建設工事、農業・漁業、採掘・冶金、石油化学工業、電子製造、屋外設備など幅広い分野で利用されている。
 
 2021年12月期の売上高は9億4951万元(前期比14.50%増)、純利益は9256万元(同12.64%減)。22年1〜3月期の売上高は1億9153万元(前年同期比9.69%減)、純利益は1231万元(同36.03%減)。
 
 公告によれば、同社の子会社である恒越安全防護用品(南通)有限公司が江蘇省の如東経済開発区の用地使用権を取得し、計17億6000万元を投じ、2期に分けて安全防護製品産業パークの建設を行う。第1期では7億元を投じて年産7200万ダースの各種機能性安全防護手袋の生産ラインを建設し、第2期では10億6000万元を投じて超高分子量ポリエチレンなど高性能の超繊維およびその複合材料製品の生産ラインを建設する。プロジェクト期間は3年の予定。
 
 プロジェクトについて同社は、機能性安全防護手袋と超繊維新材料を成長の2本の柱とする会社の戦略に基づき、国内市場の布石を進め自己ブランドの影響力を高めるとともに、超繊維新材料の研究開発と産業化の推進、ハイエンドな原材料の供給確保などにより機能性安全防護手袋の生産能力を飛躍的に向上させ、会社の製品構成の最適化、生産コスト低減、総合的な競争力の向上を目指すと説明している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)