太陽光発電用設備を手掛ける昱能科技(688348/上海)が6月8日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格163.00元に対し、初値は84.66%高い301.00元だった。初値は同77.98%高の290.10元だった。
 
 同社は2010年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。太陽光発電の新エネルギー分野に特化し、分散型太陽光発電システムの電力・電子設備の研究開発、生産、販売を主業務としている。主な製品は、売上の8割前後を占めるマイクロインバーター、インテリジェント制御シャットダウン装置、エネルギー量通信装置。国内外の100あまりの認証を取得しており、製品は中国国内のほかに米国、欧州、オーストラリアなど90あまりの国、地域で販売されている。20年におけるマイクロインバーター出荷量は世界で2位、中国で1位だ。
 
 2021年12月期の売上高は6億6496万元(前期比35.85%増)、純利益は1億292万元(同33.99%増)。22年1〜3月期の売上高は1億7356万元(前年同期比51.61%増)、純利益は3072万元(同123.87%増)。
 
 新規上場に伴い調達予定の5億5551万元(約111億円)は、約49%の2億7232万元を研究開発センター建設プロジェクトに、約15%の8319万元をグローバル販売ネットワーク建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)