人工知能(AI)開発を手掛ける雲叢科技集団(688327/上海)が5月27日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格15.37元に対し、初値は56.15%高い24.00元だった。終値は同39.23%高い21.40元だった。
 
 同社は2015年設立の民営企業で、19年に株式会社化した。高効率なマン・マシン協同オペレーションシステムやソリューションプランを提供するAI開発企業。自主開発のAIコアテクノロジーを駆使してマン・マシン協同オペレーションシステムを構築し、業務データ、ハードウェア、ソフトウェアとの全面的なリンクを通じて、スマート金融、スマートガバナンス、スマートトラベル、スマート商業を中心として顧客に情報化、デジタル化、インテリジェント化されたAIサービスを提供する。自主開発のマルチカメラトラッキング、3D構造顔認証、2層ヘテロジニアスディープニューラルネットワーク、敵対的生成ネットワーク技術などは業界トップクラスの水準を誇る。
 
 同社の製品は中国銀行など大手国有銀行をはじめとする100以上の金融機関や30省・自治区・直轄市の行政、学校、観光地、空港などでシステムが導入されている。2021年12月期の売上高は10億7550万元(前期比42.49%増)、純損失は6億3212万元(同22.24%損失減)。22年1〜3月の業績予測は、売上高が1億7700万〜2億200万元(前年同期比38.72〜58.31%増)、純損失が1億100万〜1億1700万元(同53.72〜46.39%損失減)。
 
 新規上場に伴い調達予定の37億5000万元(約710億円)は、約22%の8億1331万元をマン・マシン協同オペレーションシステム改良プロジェクトに、約22%の8億3106万元をマン・マシン協同オペレーションシステム「軽舟」のシステム環境構築プロジェクトに、約38%の14億1217万元をAIソリューションプラン総合サービス環境プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)