電源管理用半導体の設計を手掛ける深セン市必易微電子(688045/上海)が5月26日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格55.15元に対し、初値は26.93%高い70.00元だった。終値は同13.51%高の62.60元だった。
 
 同社は2014年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。電源管理用半導体チップの設計、販売が主業務で、現在手掛けている電源管理用半導体チップの型式は700種類以上にのぼり、LED照明、汎用電源、小型・大型家電、IoT分野などに広く応用されている。経営方式は、シリコンウエハーの生産を伴うIDM(垂直統合型デバイスメーカー)形態と、設計、販売のみを行うファブレス方式を取っている。20年における中国の電源管理半導体チップ市場シェアは0.55%だ。その中で、LED照明分野の市場シェアは販売量ベースで17.17%と高い。
 
 2021年12月期の売上高は8億8695万元(前期比106.52%増)、純利益は2億3970万元(同521.61%増)。22年1〜3月期の売上高は1億6793万元(前年同期比13.15%増)、純利益は2917万元(同30.34%増)。
 
 新規上場に伴い調達予定の2億7671万元(約52億円)は、約42%の2億7671万元を電源管理系列の制御チップ開発・産業化プロジェクトに、約24%の1億5486万元をモーター駆動制御チップ開発・産業化プロジェクトに、約34%の2億2093万元を研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)