深セン証券取引所の創業板に上場している、深セン市朗科智能電気(300543/深セン)が5月20日、ベトナムでの家電製品および制御システム生産ライン建設プロジェクトを発表した。
 
 同社は2001年設立の民営企業で、16年9月に深セン創業板に上場した。インテリジェントコントローラーおよびインテリジェント電源製品の研究開発、生産、販売を主業務としている。製品には各種小型家電、電動工具のインテリジェントコントローラー、床洗浄機本体、新エネルギー電池パック、電池管理システム(BMS)、植物用照明などが含まれ、インテリジェント家電、電動工具、インテリジェント電源、新エネルギーなどの分野に利用されている。
 
 2021年12月期の売上高は23億3069万元(前期比40.13%増)、純利益は1億699万元(同27.75%減)。22年1〜3月期の売上高は5億5738万元(前年同期比0.54%減)、純利益は2191万元(同55.64%減)。
 
 公告によれば、同社の完全子会社である朗科智能電気実業(ベトナム)有限公司を通じて、ベトナム南東部のビンズオン省でベトナム実業工業パーク建設プロジェクトを実施する。投資額は最大1億2000万元で、約2万2000平方メートルの工場、付帯補助施設を建設して家電用品および制御システム関連製品の生産能力拡大、製品の改良を実現する。プロジェクト完成後、年間750万セットの家電用品・制御システム製品生産能力が新たに加わることになる。
 
 プロジェクトの背景として同社は、2018年以降エスカレートし続けている米中貿易摩擦による影響を避けるとともに、グローバル化戦略の必要性に対応すること、生産コストを低減して利益能力を高めること、製品の大規模生産を加速して顧客のニーズに応えること、5Gや人工知能、IoTなどによるインテリジェント化、ネットワーク化に順応し、市場シェアを拡大することなどを挙げている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)