CMOSイメージセンサー半導体チップを手掛ける思特威(上海)電子科技(688213/上海)が5月20日、上海証券取引所に新規上場した。公開価格31.51元に対し、初値は61.89%高い51.01元だった。終値は同79.82%高の56.66元だった。
 
 同社は2017年設立の民間企業で、19年に株式会社化した。高性能CMOSイメージセンサー半導体チップの研究開発、設計、販売を主業務としてファブレス経営を行っており、あらゆるシーン、あらゆる性能を網羅したCMOSイメージセンサーを提供する。2020年時点でセキュリティ・防犯関連CMOSイメージセンサーの出荷量ベース世界シェアが34.95%で1位。また、マシンビジョン分野のグローバルシャッターCMOSイメージセンサーにおいても業界をリードする地位を確保している。CMOSイメージセンサー全体の市場シェアは出荷量ベースで世界6位、売上ベースで同9位だ。
  
 2021年12月期の売上高は26億8932万元(前期比76.10%増)、純利益は3億9833万元(同229.23%増)。22年1〜3月期の業績予測は売上高が3億9610万〜4億8412万元、純利益が450万〜2045万元(前年同期のデータは未発表)となっている。
 
 新規上場に伴い調達予定の28億2043万元(約540億円)は、約26%の7億3466万元を研究開発センターの設備・システム建設プロジェクトに、約14%の4億868万元を思特威(昆山)電子科技有限公司の画像センサー半導体測定プロジェクトに、約31%の8億8708元をCMOSイメージセンサー半導体チップ改良・産業化プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)