深セン証券取引所のメインボードに上場している、内蒙古電投能源(002128/深セン)が5月12日、内モンゴル自治区での風力発電・エネルギー貯蔵一体化プロジェクトを発表した。
 
 同社は2001年に内蒙古霍林河露天煤業股フェン有限公司として設立した国有企業で、07年に深センメインボードに上場。21年11月に現社名に変更している。石炭製品、電力製品の販売、アルミニウム製品の製造、販売が主要業務で、中国東北地域、華北地域に製品やサービスを提供している。電力製品では火力発電に加えて、太陽光発電、風力発電といった新エネルギー発電事業にも取り組む。2021年12月期の売上高は246億4911万元(前期比22.79%増)、純利益は35億5997万元(同71.92%増)。22年1〜3月期の売上高は71億7152万元(前年同期比23.96%増)、純利益は15億1209万元(同49.53%増)。
 
 公告によれば、同社が90%、新疆金風科技(002202/深セン、02208/香港)が10%を出資する阿拉善右旗電投新能有限公司が投資主体となって約13億6000万元を投じ、内モンゴル自治区阿拉善右旗に総容量200メガワットの風力発電ユニットを建設する。風力発電設備は1基あたり5メガワットのユニットを40基設置し、60メガワット/120メガワット時のリン酸鉄リチウムエネルギー貯蔵装置を配備する予定だ。また、220キロボルトのブースターステーション1基も併せて建設する。建設期間は12カ月の予定。

 風力発電には直径171メートル、191メートルのブレードを持つユニットを使用予定で、現地の平均風力から推算した年間の送電量は5億8140キロワット時にのぼる。

 プロジェクトについて同社は、中国政府が掲げる2030年のカーボンピークアウト、60年のカーボンニュートラル達成目標に貢献するとともに、同社の産業構造転換を推進し、2035年までに低炭素、スマート化それぞれの分野における一流を目指すという戦略に合致するものと説明している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)