送配電・制御設備メーカーの江蘇華辰変圧器(603097/上海)が5月12日、上海証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格8.53元に対し、初値は20.05%高い10.24元だった。取引開始後さらに上昇し、値幅制限いっぱいとなる同43.96%高の12.28元に達した。
 
 同社は2007年設立の民営企業で、17年に株式会社化した。送配電および制御設備の研究開発、生産、販売を主業務とし、主要製品は乾式変圧器、油入り変圧器、キュービクル式受変電設備、電気設備で、電力ネットワーク、風力・太陽光などの新エネルギー、軌道交通、電気自動車の充電スポット、インフラ建設、建築など幅広い分野に利用されている。21年12月期の売上構成は乾式変圧器が58.69%、油入り変圧器が22.07%、キュービクル式受変電装置が13.66%、電気設備が5.32%。20年における同社の中国国内変圧器市場シェアは生産量ベースで0.52%となっている。
 
 2021年12月期の売上高は8億7105万元(前期比27.82%増)、純利益は7841万元(同5.22%減)。22年1〜3月期の業績予測は、売上高が1億7000万〜1億8000万元(前年同期比0.9〜6.84%増)、純利益が2000万〜2100万元(同90.96〜100.5%増)となっている。
  
  新規上場に伴い調達予定の2億6785万元(約51億円)は、約51%の1億3260万元を省エネ・環境保護送配電設備インテリジェント生産技術改良プロジェクトに、約34%の9059万元を新エネルギースマートキュービクル式受変電設備および電気設備プロジェクトに、約17%の4466万元を技術研究センター・販売ネットワーク構築プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)