工業自動化製品を手掛ける浙江禾川科技(688320/上海)が4月28日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格は23.66元に対し、初値は2.79%低い23.00元だった。取引開始後はさらに値を下げていき、上場初日の終値は同16.74%安の19.70元だった。
 
 同社は2011年設立の民営企業。工業自動化製品の研究開発、生産、販売、アプリケーション統合を主業務としている。主力製品はサーボシステム、PLC(シーケンサー)などで、自動化分野の制御層、駆動層、実行センサー層を網羅するとともに、近年ではサプライチェーン上流の制御チップ、センサーから、下流のハイエンド精密デジタル制御工作機械などの分野まで取り扱い範囲を広げている。

 サーボシステム製品が全売上の80%以上を占めており、2020年における汎用サーボシステムの中国国内シェアは約3%で、国内ブランドでは2番めである。2021年12月期の売上高は7億5145万元(前期比38.13%増)、純利益は1億1001万元(同2.97%増)。
 
 新規公開に伴い調達予定の8億124万元(約158億円)は、約48%の3億8545万元をデジタル化工場プロジェクトに、約18%の1億4056万元を浙江省杭州市の研究施設プロジェクトに、約9%の7522万元をマーケティングサービスネットワーク建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)