アライアンス・バーンスタインが設定・運用する「アライアンス・バーンスタイン・グローバル・グロース・オポチュニティーズ(年2回決算型)『愛称:GGO』」は、2021年のトータルリターンが34.87%となり、類似ファンド分類(国際株式・グローバル・含む日本・為替ヘッジなし)平均を11.21%上回った。また、2021年12月末時点における過去5年間のシャープレシオは1.31と、類似ファンド分類内に属するESGアクティブファンド内では13本中第1位の極めて優れた運用の効率性となった。ファンド オブ ザ イヤー2021「ESG型」部門で優秀ファンド賞を受賞した。同ファンドの「ESGの視点」と成長株投資の両立について同社執行役員運用戦略部長の岡田章昌氏に聞いた。
 
 ――ファンドの特徴は?

 「GGO」は、「グローバル」(世界)の「グロース」(高い成長が期待される)、「オポチュニティーズ」(投資機会)を捉える成長株アクティブファンドです。世界の高い成長が期待される投資機会を捉えるために、世界経済の長期的な成長テーマを発掘するとともに、その成長テーマを追い風に、しっかりと利益を出すことができる成長企業に投資を行っています。

 このため、運用チームは、国・地域や業種セクターにとらわれず、10年単位で持続的な成長が見込まれる投資領域を見出すことに注力しており、その中から徹底した企業調査により、魅力的な成長企業に厳選投資しています。

 ――ESG視点のコンセプトは?

 当ファンドでは、投資企業の利益成長の持続性を重視しており、その持続性を評価する上で、ESGの視点が欠かせないと考えています。

 このため、二つの視点でESG視点を活用しています。第1に、成長領域を見出すためのESG視点の活用です。投資企業の持続的な利益成長を可能とする事業分野を見つけるために、国連の持続可能な開発目標(SDGs)が創出するビジネス機会に注目し、今後拡大が期待される成長領域の道しるベとして活用しています。

 当ファンドでは、SDGsを2020年代最大の成長機会と捉え、SDGsの達成に貢献する製品サービスを提供している企業を投資対象ユニバースにしており、銘柄調査の初期段階からSDGsを取り入れESGの視点として活用しています。

 第2に、企業評価をするためのESG視点の活用です。企業の持続的な利益成長のためには、企業経営も持続性を高めていくことが必要であり、ESG課題への対応が企業評価に大きな影響を与えるようになっています。このため、企業経営の持続性を見極める上で、企業ごとにESG課題を特定し、ESG評価を銘柄選定プロセスの中に組み込んでいます。

 このように、当ファンドでは、持続的な成長機会を捉えるトップダウンの視点としてSDGsを活用するとともに、企業経営の持続性を評価するボトムアップの視点として、ESGを活用し、トップダウンとボトムアップを融合した運用リサーチを行っていることに特徴があります。

 また、ESG評価については、アライアンス・バーンスタインの株式部門においてチーム横断的に、銘柄分析の情報共有を行っており、また、債券運用チームとも部門横断的な意見交換を行うことを可能とするなど、多種多様な視点から企業のESG課題を分析しています。

 ――運用開始から20年余りが経過しています。これまでの振り返りと運用実績について教えてください。

 運用開始から20年強となり、企業活動のグローバル化や多角化に伴い、当ファンドが成長企業を発掘するために注目する投資機会も時代とともに変化してまいりました。2017年4月からは、SDGsを銘柄調査の視点として本格的に導入しており、この3月末で丸5年となりますが、市場指数を上回る良好な運用パフォーマンスを実現しています。

 この背景には、持続可能な社会の実現に貢献するテクノロジー企業やヘルスケア企業などの成長銘柄が長期的な成長期待を背景に株価が大きく上昇してきたことが要因となっています。

 さらに当ファンドでは、利益成長に対する株価の割高割安を考慮に入れた銘柄入れ替えを実施しており、中長期的に良好なパフォーマンスを実現できている要因になっています。

 ――最後に投資家の方々にメッセージをお願いします。

 当ファンドは、SDGsやESGの視点を取り入れた成長株投資により社会的課題解決に貢献するとともに、持続的成長企業への厳選投資により運用リターンを同時に追求するアクティブファンドです。すなわち、SDGsに貢献する成長企業への厳選投資を通じ、社会、企業、投資家の皆様の3者の利益を同時に追求する「三方よし」のファンドと自負しております。

 また、時代とともに変化するグローバルな投資機会を捉えることにより、お客様の長期グローバル分散投資に長くお付き合いいただける運用を継続し、お客様の長期の財産形成にお役に立てたらと考えております。今後とも「GGO」をよろしくお願い申し上げます。(グラフは「GGO」の過去5年間のパフォーマンス推移)(情報提供:モーニングスター社)