医薬中間体・半導体洗浄剤メーカーの浙江聯盛化学(301212/深セン)が4月19日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格は29.67元に対し、初値は17.96%高い35.00元だった。

 同社は2007年設立の民営企業で、16年に株式会社化した。医薬中間体、農薬中間体、電子化学品、化学工業用溶剤を主とするファインケミカル製品の研究開発、生産、販売、貿易を手掛け、主要製品はγ−ブチロラクトン(GBL)、農薬などに用いられるα−アセチル−γ−ブチロラクトン(ABL)、リチウムイオン電池や集積回路、液晶パネルなどの製造過程に用いられるN−メチル−2ピロリドン(NMP)、抗エイズウイルス薬に用いられる4−クロロ−2−(トリフルオロアセチル)アニリン塩酸塩水和物(E2)、シクロプロピルメチルケトン(CPMK)、消毒薬などに用いられる2−プロパノール(IPA)、化粧品に用いられる1,2−ヘキサンジオール(HDO)などである。
 
 同社が手掛ける製品の技術や品質は国内外で高い水準にあり、中国国内だけでなくバイエルやDSMといった海外の製薬会社や化学製品メーカーからのハイレベルな要求にも対応し、安定的な提携関係を築いてきた。また、副産物を製品の生産に再利用する循環生産モデルの構築など、環境に優しい生産、持続可能な発展に力を注ぐ。
 
 2021年12月期の売上高は8億3301万元(前期比22.55%増)、純利益は8852万元(同9.43%減)。22年1〜3月期の業績予測では、売上高が2億500万〜2億3500万元(前年同期比0.02〜14.66%増)、純利益が2050万〜2350万元(同9.43〜19.10%減)となっている。
 
 新規上場に伴い調達予定の7億1635万元(約144億円)は、約51%の3億6542万元を年産52.6万トンの電子用・専用化学製品生産ライン改良プロジェクトに、約49%の3億5093万元を超高純度電子用化学品および生分解性新材料などの生産ライン新規建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)