上海証券取引所のメインボードに上場している宝鶏チタン業(600456/上海)が4月16日、2021年12月期の決算報告を発表し、前期比で売上高が20.94%、純利益が54.49%増加したことを明らかにした。
 
 同社は1999年設立で、2002年に上海メインボードに上場した。主にチタンおよびチタン合金の生産、加工、販売などに従事している。中国最大のチタン、チタン合金に特化したレアメタル生産企業であり、世界トップクラスのチタン材料生産量を誇る。製品は航空宇宙、石油、化学工業、冶金工業、医療など広い分野に用いられている。
 
 当期の売上高は52億4604万元で前期比20.94%増、純利益は5億6027万元で同54.49%増となった。同社は21年の状況について、中国国内のチタン業界は全体的に良好で、ローエンド・ミドルレンジ製品市場はPTA(高純度テレフタル酸)、化学工業業界のニーズが旺盛だったことで顕著な成長を見せ、ハイエンド製品市場では航空宇宙分野の製品の改良、世代交代や国産化推進により需要が旺盛だったと説明している。
 
 21年の同社のチタン製品生産量は2万7807.44トンで前年比47.96%増、販売量は2万6636.54トンで同41.46%増。研究開発費用は前期より0.99%増の1億6309万元で、売上高に占める割合は3.11%だった。
 
 同社は第14次5カ年計画(2021〜25年)の発展目標として、ブランド、規格、技術、検査、市場の5大優位性を十分に発揮し、年産5万トンのチタン製品および一定量のジルコニウム、ニッケルなどの生産能力を実現することを掲げている。また、22年通期の目標を売上高55億元、チタン製品生産量3万トンとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)