深センと香港のメインボードに上場している、新疆金風科技(002202/深セン、02208/香港)は4月14日、浙江省温州市に海上風力発電産業基地を建設することを明らかにした。
 
 同社は温州市人民政府との間で、同市に世界クラスの規模を持つ浮体式海上風力発電ゼロ・カーボン本部基地を建設し、海上風力発電設備産業基地を整備することを盛り込んだ、戦略的協力枠組み合意を結ぶとともに、温州瓯江口産業密集区管理委員会との間で温州深遠海海上風力発電ゼロ・カーボン基地などのプロジェクト投資合意を、温州市洞頭区政府との間で温州深遠海海上風力発電設備製造・サービス基地プロジェクトの投資提携合意書をそれぞれ締結する。

 温州深遠海海上風力発電ゼロ・カーボン基地プロジェクトでは、162億元を投じて2期に分けて建設工事を行う。第1期は52億元を投じて深遠海の浮体式研究開発本部、海上風力発電大容量機器製造・輸出基地、海中ケーブル製造基地、ゼロ・カーボン基地モデル地域などを建設する。第2期では110億元を費やし、ビッグデータセンターやトレーニングセンターを含む海上風力発電インテリジェント運用・維持母港の建設を進める。
 
 また、温州深遠海海上風力発電設備製造・サービス基地プロジェクトでは26元を投じ、新遠海海上風力発電エネルギープラットフォームの建設、海上風力発電ジャケット、浮体式構造物の基礎、浮体式構造物のアンカーなどの設備の産業化を行う。
 
 プロジェクト投資の目的について同社は、中国の海上風力発電が水深の浅い近海から深い遠海へと広がる中、将来の深遠海海上風力発電における主要技術になると予測される浮体式海上風力発電技術を取り込んだ世界クラスの海上風力発電産業拠点を構築することで、深遠海市場を開拓して自社の競争力、利益力をさらに高めるとしている。
 
 同社は2001年設立で、07年12月に深センメインボードに、10年10月に香港メインボードにそれぞれ上場した。風量発電タービンの開発、製造、販売を主業務としている。中国国内の風力発電市場シェアは11年連続で1位、21年における世界の風力発電市場ランキングは2位。21年12月期の売上高は505億7072万元(前期比10.12%減)、純利益は34億5695万元(同16.65%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)