電子測定機器メーカーの普源精電科技(688337/上海)が4月8日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格60.88元に対し初値は26.08%低い45.00元だった。取引開始後も値を下げ続け、上場初日の終値は同34.66%安い39.78元だった。
 
 同社は2009年設立の民営企業で、19年に株式会社化した。汎用電子測定機器の研究開発、生産、販売を主業務とし、デジタルオシロスコープ、高周波系機器、波形発生器、電源および電子負荷、回路計、データ収集機器などが主な製品。自主開発のデジタルオシロスコープ用コアチップを搭載した製品の産業化に成功した唯一の中国企業である。製品は教育・研究、工業生産、通信、航空宇宙、交通・エネルギー、コンシューマーエレクトロニクスなどの幅広い分野で利用されており、欧州、米国、日本、シンガポールなどに子会社を設置してグローバル展開を進めている。21年6月末現在で386件の特許を取得しており、中国のオシロスコープ業界ではトップクラスだ。
 
 2021年12月期の売上高は4億8394万元(前期比36.63%増)、純損益は389万元(同85.65%の損失減) 。22年1〜3月の業績予測は、売上高が1億1960万〜1億2210万元(前年同期比29.46〜32.17%増)、純損失が30万〜160万元(同86.86〜97.54%の損失減)となっている。
 
 新規上場に伴い調達予定の7億5000万元は、20%の1億5000万元を自主開発チップをベースとしたハイエンドデジタルオシロスコープ産業化プロジェクトに、約21%の1億6118万元をハイエンドマイクロ波・高周波機器研究製造プロジェクトに、約39%の2億8992万元を北京研究開発センター拡張プロジェクトに、約13%を上海研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)