中復神鷹碳繊維(688295/上海)4月6日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格29.33元に対し、初値は10.74%高い32.48元だった。その後も堅調に推移し、終値は公開価格を24.62%上回る36.55元だった。
 
 同社は2006年設立で、20年に株式会社化した。炭素繊維の研究開発、生産、販売を主業務としており、製品は優れた力学性能や化学的安定性により航空宇宙、風力発電、スポーツ・レジャー、圧力容器、複合材料、交通建設など様々な分野で広く利用されている。2020年の炭素繊維生産量は3777.21トンで中国における総生産量の20.98%を占め、業界第2位の生産量だった。また、同年における炭素繊維国内販売量は3625.28トンで市場シェアは7.43%となっている。中国国内でいち早くドライジェット湿式紡糸炭素繊維の産業化を実現した。
 
 2021年12月期の売上高は11億7343万元(前期比120.44%増)、純利益は2億7872万元(同227.02%増)。22年1〜3月期の業績予測は、売上高が4億〜4億5000万元(前年同期比186.37〜222.16%増)、純利益が8000万〜9000万元(同106.93〜132.8%増)となっている。
 
 新規上場に伴い調達予定の18億4464万元(約359億円)は、約43%の8億元を青海省西寧市での年産1万トン高性能炭素繊維・付帯原糸プロジェクトに、約13%の2億3292万元を航空宇宙用高性能炭素繊維・原糸試験生産ラインプロジェクトに、約20%の3億6172万元を炭素繊維航空応用研究開発・製造プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)