中国の電気自動車(EV)大手で深セン証券取引所メインボードおよび香港証券取引所に上場しているBYD(比亜迪、002594/深セン、01211/香港)が5日、2022年3月の自動車生産・販売速報を発表した。完全な化石燃料車の生産を停止し、新エネルギー車の生産・販売数が前年同期比で大幅に増加した。
 
 同社は速報の中で、3月より化石燃料車の完成車生産を停止し、今後は純EVとプラグインハイブリッド車(PHV)の製造に専念することを明らかにした。なお、化石燃料車向けの部品の生産、供給は継続し、これまでに販売した化石燃料車のアフターサービス、保障も引き続き行うとしている。
 
 同社の3月の生産台数は、新エネ車が10万6658台で、前年同期の2万1492台から396.27%増加した。そのうち乗用車は10万6118台で、純EVが5万4684台(前年同期比298.02%増)、PHVが5万1434台(同643.16%増)となっており、特にPHVの生産が大きく増えた。1〜3月の累計生産台数は28万7530台(同416.96%増)、そのうち乗用車が28万5938台(同427.09%増)で、純EVが14万4220台(同266.20%増)、PHVが14万1718台(同853.37%増)だった。
 
 商用車は3月の生産台数が540万台(同35.10%減)、1〜3月の累計が1592万台(同16.12%増)となっている。また、同社の3月の新エネ車動力電池、蓄電池取り付け総量は5.353ギガワット時、1〜3月の累計取り付け総量は14.738ギガワット時だった。
 
 2021年12月期の売上高は2161億4239万元(前期比38.02%増)、純利益は30億4518万元(同28.08%減)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)