上海証券取引所のメインボードに上場している、鳳凰光学(600071/上海)が4月2日に2021年12月期の業績報告を発表し、主力分野製品の好調により前期比で約25%の増収となったことを明らかにした。
 
 同社は江西光学儀器総廠を前身として1997年に設立、同年5月に上海メインボードに上場した。光学部品、インテリジェントコントローラ、リチウム電池芯材の開発、生産、販売を主業務としている。当期の売上比率は光学部品が51.14%、インテリジェントコントローラが36.93%、リチウム電池芯材が11.93%である。
 
 当期の売上高は15億9300万元で前期比25.15%増、純利益は1059万元で同25.98%減となった。一方で、非経常損益を差し引いた純利益は583万元で、前期の純損失524万元からプラスに転じた。
 
 同社は2021年、光電映像センサーおよびインテリジェントコントローラの2大分野において市場チャネル、重要技術、工程およびインテリジェント製造などの能力強化に持続的に取組んだ。新型コロナと原材料の不足という厳しい状況の中で光学製品、コントローラ製品の開発、製造、販売を加速させ、経営効率と管理レベルの向上に努めた結果、売上高が光学製品で前期比31.86%増、インテリジェントコントローラ製品で同35.13%増を記録するとともに利益率が高まり、経常損益の黒字化を実現した。
 
 一方で、リチウム電池芯材分野は世界的な新型コロナの流行継続による需要の減少と、材料価格の高騰に伴い業績が低下。売上高は同16.44%減となった。また当期は研究開発の強化を図り、同期比54.92%増となる7255万元を研究開発に投入、売上高の4.56%を占めた。
 
 2022年の事業については、光電融合による発展戦略を継続してコンシューマーエレクトロニクス、自動運転、人工知能分野の業務開拓、多元的な光電製品提供、研究開発への積極的な投資の継続と開発成果の実用化、日本、欧州に持つ拠点を活用した世界的な市場開拓の強化、管理能力/生産効率の向上などを重点として掲げている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)