深セン証券取引所のメインボードに上場している、中航光電科技(002179/深セン)が4月2日に2021年12月期の業績報告を発表し、前期比で増収増益となったことを明らかにした。
 
 同社は2002年設立で、07年に深センメインボードに上場した。光、電子、流体コネクタおよび関連設備の研究開発、生産、販売、サービスを主業務としており、各種コネクタ、光装置、光電設備、ケーブルアセンブリ、流体装置、液冷設備などを主製品としている。製品は防衛、商業航空・宇宙、通信ネットワーク、データセンター、新エネルギー自動車、石油設備、電力設備、工業設備、軌道交通、医療設備などのハイエンド分野に広く利用されており、中国国内での販売に加えて欧米や韓国、インドなど30あまりの国、地域に輸出を行っている。
 
 2021年12月期の売上高は128億6700万元で前期比24.86%増、純利益は19億9099万元で同38.35%増となった。同社は2021年について「チャレンジに満ちた1年」とし、新型コロナや貿易摩擦、さらに中国政府によるエネルギー消費の「双控(ダブルコントロール)」政策による影響を受ける中で、ブレない戦略を保ち続け、経営のモデルチェンジ、改善を進める中で総合力を安定的に高めることに成功したと説明、米調査会社ビショップ・アンド・アソシエーツのデータにおいて、世界の電子部品企業ランキングが世界12位、中国で8位となったとした。
 
 また、高密度光伝送、新型放熱などの技術的なブレイクスルーを実現したほか、溶接、ホットプレス、ガラスシーリングといった基本技術力も向上した。さらに、IEC標準10項目、国家標準・軍標準・業界標準・団体標準など90項目の制定作業を行うなど、業界における発言権がさらに高まった。
 
 21年12月期の売上構成は、コネクタおよびアセンブリが74.26%、光装置・光電設備が20.21%、流体装置などその他製品が5.53%となっており、地域別では中国大陸が92.59%、香港・マカオ・台湾および海外が7.41%。研究開発投資額は13億635万元(前期比35.66%増)で、売上高に占める割合は10.15%と前期の9.34%から0.81ポイント上昇した。(編集担当:今関忠馬)