半導体レーザチップを製造する、蘇州長光華芯光電技術(688048/上海)が4月1日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格80.80元に対し初値は8.91%高い88.00元だったが、取引開始後に急落して終値は公開価格を割り込む同1.49%安の79.60元だった。

 同社は2012年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。半導体レーザチップの研究開発、設計、製造を主業務とし、半導体レーザシングルチップやバーとその加工製品である半導体レーザモジュール、半導体レーザ装置のほか、垂直共振器型面発光レーザ(VCSEL)、光通信チップ製品などを主力商品としている。20年における高効率半導体レーザチップの中国国内市場シェアは13.41%、世界シェアは3.88%。
 
 2021年12月期の売上高は4億2908万元(前期比73.59%増)、純利益は1億1531万元(同340.49%増)。2022年3月期の業績予測は、売上高が9000万〜1億1000万元(前年同期比16.20〜42.02%増)、純利益が2000万〜3000万元(同5.50〜58.25%増)となっている。
 
 新規上場に伴い調達予定の13億4803万元(約260億円)は、約44%の5億9933万元を高効率レーザチップ・装置・モジュール生産能力拡大プロジェクトに、約23%の3億504万元をVCSELおよび光通信レーザチップ産業化プロジェクトに、約11%の1億4365万元を研究開発センター建設プロジェクトに用いる。 (編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)