バイオ医薬品を手掛ける栄昌生物製薬(煙台)股フェン(688331/上海)が3月31日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格は48.00元に対し、初値は4.17%低い46.00元だった。取引開始後さらに値を下げ、終値は同14.92%低い40.84元だった。
 
 同社は2008年設立の民営企業で、20年に株式会社化。20年11月には香港メインボードに上場した(09995/香港)。抗体薬物複合体(ADC)、抗体融合タンパク質、モノクローナル抗体、二重特異性モノクローナル抗体などの治療性抗体分野に特化したバイオ企業で、自己免疫疾患、腫瘍、眼科疾患などの分野をターゲットとしている。昨年、同社が開発したHER2陽性固形腫瘍をターゲットとするADCのRC48が、中国国内初のADC創薬として認可された。

 2021年12月期の売上高は14億2636万元(前期比46753.31%増)、純利益は2億7625万元(前期は6億9782万元の純損失)。22年1〜3月期の業績予測では、売上高が1億2800万〜1億7300万元(前年同期比2878.21〜3929.34%増)、純損失が3億2900万〜4億4500万元(同79.17〜142.41%の損失増)となっている。
 
 新規上場に伴い調達予定の40億元(約770億円)のうち、40%の16億元をバイオ新薬産業化プロジェクトに、約21%の8億5330万元を抗腫瘍抗体新薬開発プロジェクトに、約9%の3億4670万元を自己免疫・眼科疾患抗体新薬開発プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)