ワクチン開発会社の瑞科生物(02179)が3月31日、香港メインボードに新規上場した。公開価格24.80香港ドルに対し、初値は25.00香港ドルで公開価格を0.81%上回った。

 同社は、2012年に設立されたワクチン開発会社。HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン(子宮頸がんなどの予防ワクチン)に特化した研究・開発を行っている。

 これまでにワクチンの販売実績がなく、大きな損失を計上している。2019年12月期の税前損失は1億3827万人民元、20年12月期は1億7940万人民元の損失だった。また、2021年9月期の9カ月間での損失は5億2034万人民元と前年同期の7249万人民元から大きく損失が膨らんでいる。損失額の増大は、COVID-19パンデミックに対応して2020年初頭にCOVID-19ワクチン候補であるReCOVの研究開発費に加え、REC603の第3相試験と2021年に付与した株式報奨による株式ベースの報酬の増加による。

 公募で調達した6億7240万香港ドルは、約47%をコア製品であるREC603を含むHPVワクチンの開発、製造、商業化に使用する計画。また、約18%をCOVID-19ワクチン候補であるReCOVの開発に、21%程度をその他のワクチン候補の開発に使用する計画だ。(イメージ写真提供:123RF)