PET(ポリエチレンテレフタレート)材料大手の万凱新材料(301216/深セン)が3月29日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格35.68元に対し、初値は15.92%下回る30.00元だった。35.68元の高値があったものの、終値は公開価格を10.85%下回る31.81元だった。

 同社は2008年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。中国国内をリードするPET材料の研究開発、生産、販売企業であり、売上の約95%を占める飲料ボトル用PETや、光沢PETを主力製品としている。年産180万トンという世界有数のPET生産能力に加え、自主開発の生産技術により高性能、高品質なPET製品を提供し、農夫山泉、コカ・コーラなど国内外の著名企業をはじめとする世界100カ国・地域の企業向けに製品を販売している。20年におけるボトル用PETの中国国内シェアは9.81%、世界シェアは4.25%。
 
 2021年12月期の売上高は95億8676元(前期比3.11%増)、純利益は4億4478万元(同119.58%増)。22年1〜3月期の業績予測では、売上高が35億〜40億元(前年同期比41.33〜61.52%増)、純利益が1億7000万〜2億1500万元(同19.53〜49.88%増)となっている。
 
 新規上場に伴い調達予定の15億393万元(約292万元)は、約77%の11億5392万元を年産120万トンの食品用PET高分子新材料プロジェクトに、約11%の1億7001万元を多機能グリーン環境保護高分子新材料プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)