蘇州富士莱医薬(301258/深セン)が3月29日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格48.30元に対して初値は28.12%高い61.88元だった。後場開始後に株価が急上昇し、一次80元を超える高値を付けたがその後値を戻して60元台での取引となっている。終値は、公開価格を37.72%上回る66.52元だった。
 
 同社は2000年設立の民営企業で13年に株式会社化した。医薬中間体、原薬、健康食品原料の研究開発、生産、販売を主業務とする。αリポ酸系、大豆リン脂質系、カルノシン系の3大系列製品を主力製品とし、特に全売上の80%近くを占めるαリポ酸系製品は世界市場における重要なサプライヤーの地位を確立している。中国国内のみならず、欧米、日本、韓国、インド、南米などの海外市場で多くの企業と長期的な提携関係を築いてきた。
 
 2021年12月期の売上高は5億2169万元(前期比9.40%増)、純利益は1億2020万元(同14.78%減)。22年1〜3月期の業績予測は売上高が1億2972万〜1億3972万元(前年同期比12.76〜21.45%増)、純利益が3481万〜3744万元(同29.52〜39.29%増)となっている。
 
 新規上場に伴い調達予定の6億7000万元(約130億円)は、約25%の1億7000万元を年産720トン医薬中間体・原料生産拡大プロジェクトに、約30%の2億元を研究開発センタープロジェクトに、約8%の5000万元を情報化建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)