水上輸送業者の興通海運股フェン(603209/上海)が3月24日、上海証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格21.52元に対し初値は18.33%高い25.82元だった。取引開始直後に価格がさらに上昇し、値幅制限いっぱいの30.99元に到達した。
 
 同社は1997年設立の民営企業。中国国内沿海地域のバラ積み液体化学品、石油製品の水上輸送を主業務とする。2021年12月31日現在でバラ積み液体化学品輸送船、石油製品輸送船15隻を所有し、総輸送力は18万7300載貨重量トン数。21年6月30日現在で、中国国内のバラ積み液体化学品輸送セグメントにおける輸送力シェアが10.19%に達しており、同セグメントのリーディングカンパニーとなっている。

 2021年12月期の売上高は5億6686万元(前期比46.70%増)、純利益は1億9908万元(同約61.21%増)。22年1〜3月期の業績予測は、売上高が1億5000万〜1億6500万元(前年同期比10.07〜21.08%増)、臨時損益を除いた純利益が4600万〜5000万元(同1.54〜10.37%増)となっている。
 
 新規上場に伴い調達予定の9億9026万元(約188億円)は、約12%の1億2200万元をステンレス化学品船舶購入プロジェクトに、約19%の1億9000万元をMR型石油製品船舶購入プロジェクトに、約29%の2億8700万元を3隻のステンレス化学品船舶購入プロジェクトに、約22%の2億1630万元を2隻のステンレス化学品船舶置き換えプロジェクトに、約8%の8200万元をデジタル輸送研究開発プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)