各種溶接材料メーカーの哈焊所華通(常州)焊業(301137/深セン)が3月22日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格15.37元に対し、初値は69.16%高い26.00元だった。終値は公開価格を54%上回る23.67元になった。
 
 同社は1997年設立で、2011年に株式会社化した。各種溶接材料の研究開発、生産、販売を手掛けており、主な製品は炭素鋼溶接ワイヤー、低合金鋼溶接ワイヤー、ステンレス溶接ワイヤー、アルミニウム合金溶接ワイヤー、ニッケル系溶接棒、フラックス入り溶接ワイヤーなどで、製品の種類はおよそ100種類におよぶ。同社の製品は橋や水力発電所など中国の国家重点大型建設プロジェクトに利用されてきたほか、軌道交通、石油化学、原子力発電や水力発電、建設機械、コンテナ、船舶、自動車製造などの業界で応用され、60あまりの国・地域に販売されている。同社の2020年の中国市場におけるシェアは、ガスシールドソリッド溶接ワイヤーが6.61%、サブマージアーク溶接材が2.75%、フラックス溶接ワイヤーが4.01%。
 
 2021年12月期の売上高は17億1557万元(前期比25.89%増)、純利益は7614万元(同4.02%減)。22年3月期の業績予測は、売上高が3億6460万〜3億8745万元(前年同期比8.47〜15.27%増)、純利益が1400万〜1700万元(同5.97〜22.56%減)となっている。
 
 新規上場に伴い調達予定の5億6284万元(約106億円)は、約74%の4億1284万元を高品質溶接ワイヤースマート生産ライン建設プロジェクトに、約18%の1億元を特殊高合金溶接ワイヤープロジェクトに、約9%の5000万元をエンジニアリング技術センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)