化学品メーカーの華融化学(301256/深セン)が3月22日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格は8.05元に対し、初値は93.54%高い15.58元だった。終値は公開価格を82.73%上回る14.71元になった。

 同社は2000年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。主力製品の水酸化カリウムをはじめ、新型肥料、ハイエンド日用化学、食品・医薬、新エネルギー、電子情報などの現代産業分野向けに、電子製品用、太陽光発電用、試薬用、食品用の高品質なカリウム製品、塩素製品を生産している。19年における水酸化カリウム生産能力は中国国内で第5位、固体カリウム販売数は中国国内第2位。また、資源の合理的な開発とエネルギーの総合利用を特色とする循環経営モデルを実現し、水資源の循環利用、化学反応で生じる熱エネルギーの再利用、各生産工程で生じるカリウムイオンの循環利用体系を確立した。
  
 2021年12月期の売上高は6億4438万元(前期比31.89%減)、純利益は1億187万元(同1.37%減)。22年3月期の業績予測は、売上高が1億7971万〜2億89万元(前年同期比24.15〜38.78%増)、純利益は1381万〜2378万元(同33.41%減〜14.50%増)となっている。
 
 新規上場に伴い調達予定の4億9500万元(約93億円)は、約22%の1億800万元をリスク低減に向けた改良プロジェクトに、約21%の1億500万元を消毒・衛生用品生産能力拡大および技術改良プロジェクトに、約27%の1億3500万元をスマートサプライチェーンおよびスマート工場プラットフォームプロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)