上海証券取引所のメインボードに上場しているレアメタル採掘大手の洛陽欒川モリブデン(603993/上海)が3月18日、2021年12月期の決算を発表し、前期比で119.26%の増益となったことを明らかにした。
 
 同社は1999年設立の民営企業で、2012年10月に上海メインボードに上場した。主にモリブデンやタングステンなどのレアメタル、金などの貴金属の採掘、精煉、加工を手掛けるほか、関連の機械設備や計器、部品の輸入を行っている。中国にモリブデン、タングステン、コンゴ民主共和国に銅、コバルト、ブラジルにニオブ、リン、オーストラリアに銅、金の鉱山を持つ。
 
 21年12月期の売上高は1738億6258万元で前期比53.89%増、純利益は51億601万元で同119.26%増となった。純利益が大きく増えた主な理由については、銅、コバルトの市場価格の上昇に伴う大幅な利益増としている。

 同社は2021年、多くの製品で過去最高の生産量を記録。銅は約23万トン、コバルトは約1万8500トン、モリブデンは約1万6000トン、タングステンは約8700トン、ニオブは約8600トン、リンは112万トン、金は約2万オンスを生産した。また、インドネシアで進行中のニッケル、コバルト生産プロジェクトが試験生産に成功。電気自動車用バッテリーや水力、風力、太陽光の各種発電など新エネルギー分野で重要な役割を担っているニッケル生産拠点の獲得は、同社の新エネルギー産業向け事業の発展に一層拍車をかけることになりそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)