ディスプレイパネルに用いるOLED有機材料を製造する陝西莱特光電材料(688150/上海)が3月18日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格は22.05元に対し、初値は19.38%低い17.80元だった。終値は同13.83%安の19.00だった。

 同社は2010年設立の民営企業で、14年に株式会社化した。OLED有機材料の研究開発、生産、販売を主業務とし、発光層の赤色プライム材料と正孔輸送層材料を主とするOLED末端材料とそのフロントエンド製品であるOLED中間体を製品として扱う。21年6月末現在で国外特許を含む66件の特許を取得するなど優れた技術開発力、高い製品性能、完備されたサービス体系により幅広い顧客の獲得に成功しており、京東方(000725/深セン)、華東光電、和輝光電など世界的に有名なディスプレイパネルメーカーを顧客に持つ。20年における、同社の世界OLED有機材料市場シェアは約2.46%。
 
 2021年12月期の売上高は3億3665万元(前期比22.59%増)、純利益は1億923万元(同54.55%増)。22年1〜3月期の業績予測は売上高が8600万〜9800万元(前年同期比12.94〜28.69%増)、純利益が2900万〜3300万元(同0.15〜13.96%増)となっている。
 
 新規上場に伴い調達予定の10億元(約187億円)は、70%の7億円をOLED端末材料研究開発・産業化プロジェクトに用いる(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)