香港で初となるSPAC(特別目的買収会社)AQUILA ACQUISITION CORPORATION(7836)が3月18日、香港市場に上場された。10香港ドルで機関投資家などプロ投資家に限定した公募では99の投資家が応募した。プロ投資家のみが売買に参加できる。市場がオープンしてから30分が経過しても初値はつかなかった。現地14時26分に公開価格を3%下回る9.7香港ドルで初値が付いた。

 同社は、香港に上場される初の特別目的買収会社(SPAC)。集めた資金は、中国を中心に、アジアの新しい経済セクター(グリーンエネルギー、ライフサイエンス、先端技術および製造など)の技術対応企業を発掘する計画。

 プロモーターであるCMB(招商銀行)International Asset Management Limited(CMBI AM)は、2014年の設立以来、150社超の企業に投資してきた。その中には、2018年に深センに上場したContemporary AmperexTechnology(宇徳時代:300750)、香港メインボードに上場したMeituan Dianping(美団:03690)、2020年にNASDAQグローバルマーケットに上場したBurning Rock(BNR)などが含まれる。

 SPACは、上場時に事業の実態がなく、また、上場から2年以内に買収案件が発見できなければ上場廃止になる。取引への参加はプロ投資家のみに限定している。

 同社のA株は公開価格10香港ドルで1億6.5万株を発行した。売買単位は10万5000株(約1600万円)だ。また、同時に上場ワラント(行使価格11.50香港ドル)を5003.25ワラント発行した。ワラントの売買単位は5万2500ワラント。(イメージ写真提供:123RF)※初値を追記しました。