深センメインボードの上場企業で、カリ肥料やEV(電気自動車)バッテリー原料の炭酸リチウムを生産する青海塩湖工業(000792/深セン)が3月11日、2021年12月期の業績速報を発表し、純利益が前期に比べて100%以上増加したことを明らかにした。

 同社は青海省国有資産監督管理委員会が管理する国有企業で、1997年に設立し同年9月に深セン証券取引所メインボードに上場した。主にカリ肥料原料を製造しており、カリ肥料生産能力は世界4位の500万トン。経営範囲にはリチウム製品も含んでおり、年産3万トンの炭酸リチウム電池生産能力は、塩水からのリチウム生産能力としては中国最大規模となっている。
 
 速報によれば、2021年12月期の売上高は144億6164万元で前期比3.18%増とわずかな増加に留まった一方で、純利益は42億6813万元で同109.27%の大幅増となった。
 
 純利益が大きく増加した要因について、主力製品である塩化カリウムと炭酸リチウムの生産、販売が安定したこと、製品の市場価格が上昇したことを挙げている。また、1月に発表した21年12月期の業績予測では、塩化カリウムの生産量が約502万トン、販売量が約465万トン、炭酸リチウムの生産量が約2万2700トン、販売量が約1万9200トンとされており、塩化カリウムの生産量、販売量は前期に比べてやや減少した一方で、炭酸リチウムの生産量は約67%増えており、特に炭酸リチウムの生産増が利益の増加に大きく貢献したものとみられる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)