配電キャビネット製造の万控智造(603070/上海)が3月10日、上海証券取引所メインボードに新規上場した。公開価格9.42元に対して初値は19.96%高い11.30元だった。終値は値幅制限いっぱいとなる、同43.95%高い13.56元だった。
 
 同社は2016年設立の民営企業で、19年に株式会社化した。スマート電力ネットワーク電気設備、情報センシングシステム設備、スマート化中圧スイッチ設備および重要部品、キャビネット、高圧・低圧電気部品、通信設備の研究開発、生産、加工、取付、調整、販売、修理のほか、ソフトウェア開発、コンピューター情報システムインテグレーション開発などを手掛ける。中でも配電用など各種キャビネットを主力製品としており、売上の80%以上は配電用キャビネットである。20年における配電用スイッチキャビネットの中国国内市場シェアは9.98%で、1位となっている。
 
 2021年12月期の売上高は21億6032万元(前期比27.88%増)、純利益は1億9001万元(同7.15%増)。新規上場に伴い調達予定の5億433万元(約93億円)は、約86%の4億3731万元をスマート化ガス絶縁リングメインユニット設備および系列製品生産拡大プロジェクトに、約13%の6702万元を技術研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)