歯科・口腔衛生サービスの瑞爾集団(06639)が3月9日から香港で公募を開始した。公募株数は4652.75万株で、公募価格は1株当たり14.62香港ドル。3月22日に香港メインボードへの上場を計画している。

 同社は、中国のプレミアム民間歯科サービス市場で最大の歯科サービスプロバイダーであり、中国の民間歯科サービス市場全体で3番目に大きい歯科サービス会社だ。主要なプレミアム歯科サービスブランド「Arrail Dental」と、ミドルエンド歯科サービスブランドである「Rytime Dental」の両方を運営している。

 プレミアム歯科サービスは、通常の歯科治療とは少なくとも25%高い価格で包括的で高度にカスタマイズしたサービスを行う治療をいう。ミドルエンド歯科は、通常よりも10%高い価格で包括的な歯科治療を行う。2021年9月末現在で、プレミアム歯科サービス「Arrail Dental」は一級都市に51の歯科医院、「Rytime Dental」は、北京、上海、成都、重慶など一級都市の他、二級都市に7つの歯科病院と53の歯科医院を展開している。合計882名の経験豊富な歯科医を抱えている。

 中国では、一般的な歯科疾患に加えて、美容および慢性ケアプログラム、治療前の相談、および、その他の個別の顧客サービスも提供する民間の歯科医院が増えている。歯科施設の数は、2015年の6万4100から2020年には8万7700に、年平均6.5%の成長率で増加した。今後、2025年まで10.4%の成長率で増え、14万4500に達すると予想されている。民間の歯科サービスは全体の48.1%のシェアを占めている。

 中国の民間歯科サービス市場の市場規模は2015年の433億人民元から、2020年には831億人民元に増加し、年平均成長率は13.9%だった。2025年には2414億人民元に達すると予想さて、予想成長率は年平均23.3%になる。

 同社の売上高は、2020年度に10億9990万人民元であり、2021年度には15億1510万人民元に増加した。20年度の税前損失は3.21億人民元、21年度は5.82億人民元の損失だった。この赤字は、コロナ禍の影響もあるが、主に成長のための投資が嵩んでいるためと同社では考えている。現在の売上成長が続けば、赤字を解消し、より大きな規模に成長することが可能としている。(イメージ写真提供:123RF)