金茂服務(0816)が3月10日、香港メインボードに新規上場した。公開価格8.14香港ドルに対し、初値は9.09%下回る7.40香港ドルだった。その後、6.45香港ドルに下落して弱い。
同社は、中国金茂控股集団(0817/香港)からスピンオフした高級不動産の管理、および、都市運営を行う不動産管理会社。高級住宅用不動産、また、オフィスビルやショッピングモール、学校などの公共施設からなる商業施設の管理・運営を行っている。
2021年12月末時点で総契約面積は266物件で5760万平方メートルだが、うち、200物件、4390万平方メートルは金茂グループ、および、金茂グループの親会社にあたる国有企業の中国中化集団(Sinochem)グループが開発した物件であり、66物件、1370万平方メートルは、その他の開発業者が開発した物件になっている。21年9月期の9カ月間の売上高は10.49億人民元(前年同期比57.62%増)、税前利益は1.53億人民元(同105.52%増)。
公募によって調達する約7.59億香港ドルは、約55%を不動産物件の取得等に活用し、約50%を不動産管理会社等の買収に活用する計画。(イメージ写真提供:123RF)
【香港IPO】高級不動産の管理会社である金茂服務の初値は公開価格を9%下回る
2022-03-10 11:12

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