陝西華秦科技実業(688281/上海)が3月7日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格189.50元に対し、初値は32.45%高い251.00元だった。終値は同37.20%高の260.00元だった。
 
 同社は1992年設立の民営企業で、2020年に株式会社化した。ステルス材料、カモフラージュ材料、防護材料などの特殊機能材料の研究開発、生産、販売を主業務としており、製品は飛行機、戦車、艦船、ミサイルなど重要な国防兵器のステルス性能、重要な地上軍事目標のカモフラージュ、各種装備部品の表面保護に用いられている。売上構成は、ステルス材料が90%前後を占める。
 
 国民経済の急速な発展に伴い、中国の軍事支出が急速に増加する中、同社は業界をリードする研究開発能力、高い品質と対応能力、カスタマーサービス力により軍需工業をターゲットに成長してきた。今後は民間用分野の市場開拓も目指す。
 
 2021年12月期の売上高は5億1185万元(前期比23.68%増)、純利益は2億3316万元(同50.61%増)。新規上場に伴い調達予定の12億8000万元(約233億円)は、約53%の6億8051万元を特殊機能材料産業化プロジェクトに、約25%の3億1949万元を特殊機能材料研究開発センタープロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)