プリント基板(PCB)設備を製造する深セン市大族数控科技(301200/深セン)が2月28日、深セン証券取引所創業板に新規上場した。初値は公開価格と同じ76.56元だったが、取引開始直後に急落して一時公開価格より16.01%低い64.30元まで下げた。

 同社は2002年設立の民営企業で20年に株式会社化した。深センメインボードに上場するレーザー機器メーカー、大族激光科技産業集団(002008/深セン)の子会社で、ドリル、露光機、成形機、検査測定装置などのプリント基板(PCB)専用設備の研究開発、生産、販売を行っている。多層基板、HDI基板、IC埋め込み基板、フレキシブル基板、フレックスリジッド基板などの多様な基板に対応しており、運動制御、精密機械、電気工学、アルゴリズム、光学システム、レーザー技術、画像処理、電子測定などの技術を活かして大手PCB企業向けにソリューションプランを提供する。売上構成はドリル系設備が70%以上を占め、検査測定設備と露光設備がそれぞれ10%弱となっている。

 2021年1〜9月期の売上高は28億6749万元(前年同期比74.89%増)、純利益は4億5140万元(同77.51%増)。2021年12月期の売上高は39億5000万〜41億元(前期比78.71〜85.49%増)、純利益は6億9000万〜7億3000万元(同126.96〜140.12%増)の見込み。
 
 新規上場に伴い調達予定の17億653万元(約312億元)は、約89%の15億2393万元をPCB専用設備生産改良、拡張プロジェクトに、約11%の1億8260万元をPCB専用設備技術研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)