(決算速報)
 Jトラスト <8508> (東2)は2月15日の取引時間終了後に20年12月期連結業績を発表した。日本金融事業が堅調だったが、東南アジア金融事業が新型コロナウイルスの影響を受け、全体として赤字だった。ただし21年12月期は黒字転換予想としている。東南アジア金融事業の赤字縮小し、投資事業も寄与する見込みだ。ポートフォリオ再編で収益改善基調を期待したい。株価は底打ちして反発の動きを強めている。さらに21年12月期黒字転換予想を好感して、戻りを試す展開を期待したい。
 
■20年12月期赤字だが、21年12月期は黒字転換予想
 
 20年12月期連結業績(IFRS)(19年12月期は決算期変更で9ヶ月決算のため比較なし)は、営業収益が326億52百万円、営業利益が47億52百万円の赤字、親会社所有者帰属当期利益が53億42百万円の赤字だった。なお子会社異動で、キーノート(現グローベルス)、Jトラストカード、JT親愛貯蓄銀行(韓国)、JT貯蓄銀行(韓国)、KeyHolder <4712> および同社子会社並びに同社関連会社を非継続事業に分類した。
 
 セグメント別営業利益は、日本金融事業が48億円の黒字と堅調だったが、韓国およびモンゴル金融事業が前期債券売却益計上の反動で3億円の赤字、東南アジア金融事業が新型コロナウイルスの影響で55億円の赤字、投資事業が訴訟関係費用の計上で16億円の赤字だった。
 
 21年12月期連結業績(IFRS)予想は、営業収益が326億70百万円、営業利益が1億06百万円の黒字、親会社所有者帰属当期利益が5億27百万円の黒字とした。東南アジア金融事業の赤字縮小し、投資事業も寄与する見込みだ。
 
 セグメント別営業利益計画は、日本金融事業が36億円の黒字、韓国およびモンゴル金融事業が3億円の赤字、東南アジア金融事業が43億円の赤字、投資事業が26億円の黒字、その他が2億円の赤字としている。ポートフォリオ再編で収益改善基調を期待したい。
 
■株価は戻り試す
 
 株価は底打ちして反発の動きを強めている。さらに21年12月期黒字転換予想を好感して、戻りを試す展開を期待したい。2月15日の終値は301円、時価総額は約348億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)