(決算速報)
 マーケットエンタープライズ <3135> (東マ)は2月12日の取引時間終了後に21年6月期第2四半期累計連結業績を発表した。増収減益だった。主力のネット型リユース事業は堅調だったが、メディア事業およびモバイル通信事業の収益性が悪化した。通期は据え置いてレンジ形式で増収増益予想としている。通期ベースで収益拡大を期待したい。なお2月16日付で東証マザーズから東証1部に市場変更する。株価は反発の動きを強めている。目先的には第2四半期累計の減益を嫌気する可能性もあるが、下値限定的だろう。
 
■21年6月期2Q累計減益だが通期増益予想据え置き
 
 21年6月期第2四半期累計連結業績は、売上高が前年同期比8.7%増の56億28百万円、営業利益が33.2%減の2億06百万円、経常利益が36.7%減の1億95百万円、四半期純利益が44.3%減の93百万円だった。
 
 主力のネット型リユース事業は2.8%減収だが3.6%増益だった。広告宣伝費率引き下げで利益率改善した。メディア事業は15.6%増収だが11.3%減益だった。社外向けが伸長して増収だが、人件費の増加で減益だった。モバイル通信事業は27.5%増収だが18.5%減益だった。通信料収入が増加したが、WiMAX新規回線獲得の減少に伴う販売奨励金収入の減少で減益だった。
 
 四半期別に見ると、第1四半期は売上高28億70百万円で営業利益1億63百万円、第2四半期は売上高27億58百万円で営業利益43百万円だった。
 
 通期連結業績予想(レンジ予想)は据え置いて、売上高が135億円~145億円(20年6月期比23.8%増~33.0%増)、営業利益が7億30百万円~9億円(同11.3%増~37.2%増)、経常利益が7億33百万円~9億03百万円(同10.4%増~36.0%増)、そして当期純利益が3億60百万円~4億50百万円(同23.4%増~54.3%増)としている。
 
 新型コロナウイルス影響の長期化など不透明感があるが、引き続き積極的な事業展開で大幅増収増益予想としている。第2四半期累計の進捗率は低水準だが、通期ベースで収益拡大を期待したい。
 
■株価は反発の動き
 
 株価は調整一巡して反発の動きを強めている。目先的には第2四半期累計の減益を嫌気する可能性もあるが、下値限定的だろう。2月12日の終値は2149円、今期予想連結PER(会社予想連結EPSの上限値86円10銭で算出)は約25倍、時価総額は約114億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)