(決算速報)
 クリナップ <7955> は2月4日の取引時間終了後に21年3月期第3四半期累計連結業績を発表した。累計ベースの前年比は新型コロナウイルスの影響で減益だったが、リフォーム需要が緩やかに回復傾向となり、原価低減効果も寄与して各利益は通期予想を大幅超過達成して着地した。新型コロナウイルスの影響が不透明として通期予想を据え置いたが、上振れが濃厚だろう。株価は安値圏だが、通期利益予想の大幅超過達成を好感する動きが優勢になりそうだ。出直りを期待したい。
 
■21年3月期3Q累計は新型コロナで減益だが通期利益予想を大幅超過達成
 
 21年3月期第3四半期累計連結業績は、売上高が前年同期比6.9%減の768億08百万円、営業利益が26.4%減の23億09百万円、経常利益が24.8%減の24億12百万円、純利益が28.1%減の15億02百万円だった。
 
 新型コロナウイルスの影響を受けて累計ベースでは前年比減収減益だったが、巣ごもり消費でリフォーム市場が回復の兆しを見せ始め、原価低減効果も寄与して各利益は回復傾向を強めた。
 
 四半期別に見ると、第1四半期は売上高220億27百万円で営業利益5億07百万円の赤字、第2四半期は売上高256億45百万円で営業利益5億92百万円の黒字、第3四半期は売上高291億36百万円で営業利益22億24百万円の黒字だった。また第3四半期は、前年第3四半期(売上高276億94百万円で営業利益9億14百万円)との比較で増収・大幅増益となった。
 
 通期連結業績予想は据え置いて、売上高が20年3月期比4.2%減の1030億円、営業利益が72.0%減の7億円、経常利益が68.6%減の8億円、純利益が72.7%減の4億円としている。
 
 新型コロナウイルスの影響が不透明として通期予想を据え置いたが、第3四半期累計の各利益は通期予想を大幅超過達成して着地した。さらに第3四半期が前年比増収増益に転じたことも勘案すれば、通期上振れが濃厚だろう。
 
■株価は出直り期待
 
 株価は安値圏だが、通期利益予想の大幅超過達成を好感する動きが優勢になりそうだ。出直りを期待したい。2月4日の終値は500円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS10円84銭で算出)は約46倍、そして時価総額は約187億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)