(決算速報)
 トーソー <5956> (東2)は2月3日の取引時間中に21年3月期第3四半期累計の連結業績を発表した。新型コロナウイルスの影響などで減収だったが、利益は原価低減効果などで大幅増益となり、通期利益予想を超過達成した。通期減収減益予想を据え置いたが、利益は上振れが濃厚だろう。株価は戻り一服でモミ合う形だったが、第3四半期累計業績を好感する動きとなった。モミ合いから上放れの展開を期待したい。
 
■21年3月期3Q累計大幅増益、通期利益予想は上振れ濃厚
 
 21年3月期第3四半期累計連結業績は、売上高が前年同期比6.2%減の155億41百万円、営業利益が26.5%増の7億62百万円、経常利益が26.9%増の7億86百万円、純利益が23.1%増の5億22百万円だった。
 
 新型コロナウイルスによる経済収縮、前年の消費増税前駆け込み需要の反動などで新設住宅着工戸数が減少し、売上面では全体として減収だった。ただし利益面は、資材ロス低減や生産工程見直しなど原価低減効果で売上総利益率が改善し、展示会中止や営業活動自粛などによって販管費も減少したため大幅増益だった。
 
 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が47億80百万円で営業利益が1億55百万円、第2四半期は売上高が52億68百万円で営業利益が1億62百万円、第3四半期は売上高が54億93百万円で営業利益が4億45百万円だった。売上が回復傾向であり、第3四半期は営業損益が大幅改善した。
 
 通期の連結業績予想は据え置いて、売上高が20年3月期比3.0%減の220億円、営業利益が22.3%減の7億円、経常利益が19.7%減の7億10百万円、純利益が19.4%減の4億70百万円としている。
 
 緊急事態宣言再発令の影響などを考慮して通期予想を据え置いたが、第3四半期累計時点で通期利益予想を超過達成しており、通期利益予想は上振れが濃厚だろう。
 
■株価はモミ合い上放れ
 
 株価は戻り一服でモミ合う形だったが、第3四半期累計業績を好感する動きとなった。モミ合いから上放れの展開を期待したい。2月3日の終値は515円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS50円38銭で算出)は約10倍、時価総額は約52億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)