(決算速報)
 ファンデリー <3137> (東マ)は1月29日の取引時間終了後に21年3月期第3四半期累計の連結業績を発表した。新型コロナウイルスの影響や新サービスに係る在庫評価損計上などで減収・赤字だった。通期予想は据え置いて赤字見込みとしている。22年3月期の収益回復を期待したい。株価は12月の安値圏から反発して底打ちの動きを強めている。21年3月期の業績悪化を織り込み済みだろう。出直りを期待したい。
 
■21年3月期3Q累計は赤字、通期赤字予想据え置き
 
 21年3月期第3四半期累計の業績(非連結)は、売上高が前年同期比8.6%減の23億36百万円、営業利益が1億21百万円の赤字(前年同期は4億38百万円の黒字)、経常利益が1億26百万円の赤字(同4億37百万円の黒字)、純利益が1億15百万円の赤字(同2億77百万円の黒字)だった。
 
 マーケティング事業は2.8%増収と概ね順調だったが、MFD事業が10.4%減収と苦戦した。新型コロナウイルスの影響で紹介ネットワーク(医療機関等)からの新規顧客獲得が低調だった。また20年7月開始のCID事業の損益分岐点未達に伴う在庫評価損計上、埼玉工場に係る減価償却費の増加、広告掲載や無料サンプリング・キャンペーンによる広告宣伝費の増加などが影響した。
 
 なお四半期別の営業利益は、第1四半期が25百万円の黒字、第2四半期が46百万円の赤字、第3四半期が1億円の赤字だった。第2四半期以降の赤字はCID事業の在庫評価損などが影響している。
 
 通期業績(非連結)予想は据え置いて、売上高が20年3月期比0.1%増の33億50百万円、営業利益が2億95百万円の赤字(20年3月期は5億39百万円の黒字)、経常利益が2億98百万円の赤字(同5億36百万円の黒字)、純利益が2億43百万円の赤字(同3億45百万円の黒字)としている。
 
 21年3月期は赤字見込みだが、一人暮らし高齢者の増加、生活習慣病患者や食事制限対象者の増加などで健康食宅配市場の拡大が予想される。健康食メニュー開発力を強みとして22年3月期の収益回復を期待したい。
 
■株価は底打ち
 
 株価は12月の安値圏から反発して底打ちの動きを強めている。21年3月期の業績悪化を織り込み済みだろう。出直りを期待したい。1月29日の終値は613円、時価総額は約40億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)