ドル円はやや値を戻し、103円台後半まで上昇。英ポンドなどが米ドルに対して売られたことで、相対的にドルが買われた。
 ユーロドルも小動きで1.21台半ばから後半で推移。株式市場はまちまちの展開の中、ナスダックは買われ、3日連続で最高値を更新。ダウは179ドル安。債券は反発。長期金利は1.1%台を割り込み、1.08%台に。金と原油は売られる。

12月中古住宅販売件数              → 676万件
12月マークイット製造業PMI(速報値)     →  59.1
12月マークイットサービス業PMI(速報値)   →  57.5
12月マークイットコンポジットPMI(速報値)  →  58.0

ドル/円    103.74   ~ 103.88
ユーロ/ドル  1.2155   ~ 1.2185
ユーロ/円   126.20   ~ 126.40
NYダウ    -179.03  → 30,996.98ドル
GOLD    -9.70    → 1,856.20ドル
WTI     -0.86    → 52.27ドル 
米10年国債  -0.020   → 1.086%

【本日の注目イベント】

独  独1月ifo景況感指数
欧  ラガルド・ECB総裁講演
欧  世界経済フォーラム」(WEF)「ダボス・アジェンダ」
   (29日まで、オンライン形式)

 バイデン政権が本格的に始動しましたが、先ずはコロナ対策に軸足を置き、通商問題への対応は後回しになりそうです。外交ではジョンソン英首相との会談が予定されており、同氏がバイデン新大統領と最初に会談する欧州首脳になるようです。
 また議会上院でも、トランプ前大統領に対する弾劾裁判に関する審理を2週間遅らせることで合意しています。ここでは、バイデン新政権の閣僚指名承認の採決を優先することになります。下院では弾劾裁判の審理に関する法案は可決していますが、上院では共和党議員の中から少なくとも17名の造反者が出る必要がありますが、10名の名前は挙がっており、さらに共和党上院で影響力を持つ、マコネル上院院内総務がトランプ批判を強めていることから、その影響も考えられます。

 本日から世界経済フォーラム(WEF)がオンライン形式で開催されます。本フォーラムにはマクロン仏大統領、メルケル独首相、インドのモディ首相に加え、菅首相も参加し、ECBのラガルド総裁など世界の中銀首脳も講演する予定です。初日の25日には習近平中国国家主席の講演が予定されており、注目されています。フォーラムでは、世界経済が危機に直面する中、公正な経済、社会システムやデジタル化、気候変動などについて議論が交わされる予定です。(ブルームバーグ)

 今週は今年最初のFOMCが開催されます。
 引き続き、コロナ感染が拡大する状況が続く中、FRBとしては緩和政策の継続を表明するものと思われます。先週14日、パウエルFRB議長はプリンストン大学のセミナーで、同大学のマーカス・ブルネルマイヤー教授との対話を行い、「必要となれば利上げはするが、その時は直ぐ来ない」との認識を示しています。また2%の物価目標についても、「新たな枠組みの信認のためには2%を一定期間上回る必要がある」と述べ、一時的に2%を超えてもすぐに利上げにつながらないことを改めて強調していました。

 ドル円は先週103円30銭前後まで売られ、再び104円台から下落していましたが、週明けの為替市場では豪ドル円が80円台、ユーロ円が126円台を回復しています。これらから、「ドルは売られるけど、円も売られる」展開が続いていると見られます。大枠は、102円~104円台でのもみ合いと見ていますが、今週再び104円台に乗せるようだと、103円台を固めている動きのような印象が強まりそうです。引き続き米長期金利の推移と、今週は特に、米株式市場の動きに注目したいと思います。
 マイクロソフト、アップル、テスラなど、米株式市場の大幅高をけん引してきたIT株などの決算が発表されるからです。これらの決算発表がきっかけとなり、株価の乱高下を通じて債券市場にも影響を与える可能性があります。

 本日のドル円は103円30銭~104円程度を予想します。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)