世界銀行(WB)は21日に発表したベトナムの経済状況に関する最新レポートの中で、ベトナムの2020年の国内総生産(GDP)成長率は+2.8%となり、中国とミャンマーと並んでプラス成長を維持する東アジア3か国の1つになると予想している。

  新型コロナの影響により、ベトナムの今年のGDP成長率は数年前に比べると▲4.2%pt低下する見込みだが、世界経済が少なくとも▲4%とマイナス成長に陥るのに対し、プラス成長を維持するベトナムはポジティブな評価を受けている。

  ベトナムの2021年の成長率は約+6.8%へと大幅に改善し、2022年以降は約+6.5%前後で推移する見通し。新型コロナの効果的な封じ込め政策や経済振興策が経済成長を促す材料となる。

  WBによると、ベトナムの公共投資案件の進捗が加速しており、1~9月期の投資総額は前年同期比+40%と大幅に増加した。輸出も堅調に伸びており、過去最高の貿易黒字を達する見込みであるため、外貨準備高も積み上げられている。このほか、米中貿易戦争により製造業者が生産拠点を中国からベトナムを含む東南アジア諸国へシフトしている中、ベトナムへの外資投入が今後も増加していくと見込まれる。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)