米財務省は16日、半年ごとに公表する為替報告書でベトナムとスイスを「為替操作国」に認定した。

  為替操作国の認定には、貿易黒字、経常黒字、為替介入の3つの判定基準がある。具体的には、◇200億USD(約2兆0600億円)以上の対米貿易黒字、◇国内総生産(GDP)2%以上の経常黒字、◇1年のうち6か月以上にわたるGDP比2%以上の為替介入で、ベトナムとスイスは基準を上回ったとしている。

  ベトナム国家銀行(中央銀行)は17日、「過去の為替管理はインフレの抑制とマクロ経済の安定を目的とするもので、不公平な貿易競争による利益を狙ったものではない」と反論し、将来もこの政策を維持すると発表した。

  中央銀行はまた、対米貿易黒字と経常黒字はベトナム経済の特異性に関連する様々な要因によるものであり、為替介入は為替市場の円滑な運営を確保するために実施したと説明。米国との安定的な経済・貿易関係を重視しており、米国が関心を持つ問題について意見を交換し、公平で調和のとれた貿易関係を目指す方針を示した。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)