タクシー配車最大手のグラブ(Grab)は5日、バイクタクシー「グラブバイク(GrabBike)」、フードデリバリー「グラブフード(GrabFood)」、宅配「グラブエクスプレス(GrabExpress)」、チャーター車両「グラブカー(GrabCar)」、高級チャーター車両「グラブカープラス(GrabCar Plus)」の運賃を一斉に引き上げた。

  ハノイ市では、5人乗り車両のグラブカーの運賃は初乗り2kmが+2000VND(約9円)引き上げの2万7000VND(約122円)、以降が1kmあたり+1000VND(約4.5円)引き上げの9500VND(約43円)となる。

  ホーチミン市や東南部地方ビンズオン省、同ドンナイ省などでは、5人乗り車両のグラブカーの運賃は初乗り2kmが+2000VND(約9円)引き上げの2万7000VND(約122円)となり、以降は1kmあたり+500VND(約4.5円)引き上げられる。

  この背景には、12月5日に改正税管理法(7月1日施行)をガイダンスする政令第126号/2020/ND-CPが施行され、配車アプリ運営企業の契約ドライバーに対する付加価値税(VAT)率が従来の3%から10%へと大幅に引き上げられたことがある。

  これを受け、グラブはVATの上昇分を乗客に転嫁する形で今回の運賃引き上げに踏み切った。

  運賃の調整に伴い、グラブカーの運転手に対する控除率は従来の28.375%から32.841%に引き上げられている。この控除率32.841%のうち、25%がアプリ利用手数料、残りはVATと個人所得税となっている。

  グラブバイクの運転手に対する控除率は従来の20.0%から27.272%に引き上げられている。控除率のうち、アプリ利用手数料は20.0%で以前と変わっていない。これに関連し、約100人のグラブバイクの運転手は7日午前、手取りの収入が減少するとしてハノイ市にあるグラブのオフィス前でストライキを行って抗議した。

  地場配車サービスのスタートアップであるbeグループ(be Group)もドライバーと利用者の両方の利益確保に向けた運賃調整案を作成する方針だ。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)