ベトナムではFX投資が以前から行われてきたが、1年ほど前から参加者が急速に増えつつある。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)には、数千人から数十万人のメンバーのいる大規模なFX投資グループが存在する。FXは「Foreign Exchange(Forex)」の略で、日本語では「外国為替証拠金取引」という。

  ベトナム国家銀行(中央銀行)のダオ・ミン・トゥー副総裁は2日、国内のFX市場は法規に基づいておらず、市場参加者は違法な活動に手を染めていると見なされると警鐘を鳴らした。

  外貨法令によると、外国為替業務の許可を受けた金融機関と指定を受けた代理店のみが、外貨に関するサービスを提供することができる。ただし代理店は購入した外貨を金融機関には売却できるが、直接市場で売却することはできない。

  トゥー副総裁は「中銀はこれまでどのFX取引市場も許可したことはない」と断言。FX仲介業者の大半は、代理店になった組織や個人が無許可で活動しているとの認識を示した。

  ドー・タン・ハイ商工次官は、違法なFX市場で投資活動をする組織や個人は、何か問題が起きても投資家としての権利を保証されない上、刑法に基づいて最大50億VND(約2260万円)の罰金または5年の禁固刑が科される可能性があると警告した。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)