ホーチミン市不動産協会(HoREA)が発表した2020~2030年の不動産市場見通しに関するレポートによると、今後10年間に同市の住宅供給を牽引する地域は、◇「東部都市」(仮称:トゥードゥック市=TP. Thu Duc)、◇郊外4郡、◇宅地などに転用可能な農業地域の3つとなっている。

  ホーチミン市東部に位置する2区、9区、トゥードゥック区を合併し、市直属の都市として設立する「トゥードゥック市」は、面積211km2、人口100万人余りの都市となり、ホーチミン市の地域内総生産(GRDP)の3分の1、全国の国内総生産(GDP)の7%相当に貢献する見通し。近代的な都市区案件が多くあるトゥードゥック市は、今後5~10年間に大量の不動産物件を供給する予定。

  郊外の4郡はクチ郡、ホックモン郡、ビンチャイン郡、ニャーベー郡で、いずれも区に格上げされる予定。4郡の農地の割合はそれぞれ32%、21%、31%、3%となっている。農業に従事する世帯の比率は2025年までにそれぞれ4%、0.6%、0.4%、0.1%へと減少する見込みだ。

  政府の決定により、ホーチミン市は2万6000haの農地を住宅用地、商業用地、工業用地に転用することが許可された。対象となる農地のほとんどは農家が管理・使用する土地で、残りは国が管理する土地となっている。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)